本当の空間表現を再生できている人は非常に少ない。
空間表現とは何でしょうか。
各楽器間の間隔・分離。
広いライブ会場での遠くのかすかな拍手の音の距離感。
空間の広がりを感じる澄んだ再生音。
澄んだ空間による、生々しいボーカルと楽器。
エコーの響きが消えていく様子。
オーディオケーブルに関して言えば、これらを再生するためには条件があります。
ケーブルが太すぎないこと。
断面積が太すぎるケーブルは低音域のダブ付きにより、各楽器の持つ音の厚みではなく音楽全体のバックを覆うように低音域が響いており、各楽器間の空間の透明感を損ないます。
適切な断面積(本数)より1本素線が多いだけでダブ付きは発生し、本数が増えるほどダブ付きは大きくなります。
そのため各楽器がまとまって出てくる「ガツン」とした「厚みのある音」になります。
実際の生演奏の場合は、各楽器が持つ音の厚み以外に音楽全体の音に「厚み」がかかることはあり得ません。
適切な導体断面積のケーブルによりその余分な響きがなくなることで、生演奏の澄んだ空間が出現します。
素線径と再生周波数帯域と断面積の関係。
ケーブルごとに素線径と再生周波数帯域の関係は異なりますが、細いほうが高音域寄りで太いほうが低音域寄りなのは共通です。
スピーカーケーブルにおいては、線径0.23㎜以下が空間表現の最高音域に当たります。
ウーファー径が30㎝以上のスピーカーでも線径0.65㎜で、ウーファー径が16㎝以下の場合は線径0.6㎜で、ウーファーの再生できる最低音域を超えてダブ付きが発生します。
ラインケーブルにおいては、0.1㎜以下が空間表現の最高音域に当たります。
線径0.23mmを超えると最低音域を超えますが、ダブ付きというよりは音像が厚くなり、空間表現は阻害されます。
電源ケーブルはスピーカーケーブルに近いですが、空間表現に当たる最高音域に対応する素線径はさらに細くなります。
そして、どのケーブルの素線径が太すぎても、空間表現は損なわれます。
スピーカーケーブルとラインケーブルが空間表現の最高音域を再生できていても電源ケーブルの素線径が太すぎれば空間表現の最高音域は阻害されますし、スピーカーケーブルと電源ケーブルが再生できていても、ラインケーブルが同軸などの0.5㎜単線では空間表現は再生されません。
ちなみに、ラインケーブルにおける最高音域に対応する素線径は0.1㎜以下ですし、最低音域に対応する素線径は0.23㎜になります。
ラインケーブルや電源ケーブルが再生できていても、スピーカーケーブルがLANケーブルであれば空間表現の最高音域は阻害されます。
スピーカーケーブルにおいて、空間表現の最高音域に対応する素線径は、0.23㎜以下になります。
市販のケーブルでこれらをすべてクリアすることは容易ではありません。
素線径も導体断面積も太すぎるケーブルのほうが多く出回っているためです。
すべてのケーブルにおいて、素線径が細い撚線ケーブルは、その素線径が対応する周波数帯域から本数が増えるほど低音域が増していく癖のない再生音となります。
これらをクリアできる素線径の細いケーブルが見つかった場合でも、素線径が細いためしっかりとした低音域を再生するためにはたくさんの本数が必要となります。
本数が増えれば増えるほど鮮明さは減衰していきます。
LANケーブルや単線が鮮明に聞こえるのは本数が少ないためです。
本数が多くなることによる鮮明さの減衰は高純度導体により改善できるように感じておりますが、高額なケーブルしか知りませんし、(本数)断面積が多すぎれば空間表現が損なわれるのは高純度でも同じです。
「ゲンさんのケーブル」は空間表現の最高音域に対応する細い素線径から、最低音域に対応する太い素線径までを段階的線径構成とすることで、ワイドレンジでありながら少ない本数で鮮明に再生できるケーブルです。
どのケーブルも、素線が1本多いと低音域にダブ付きが発生し、素線が1本少ないと低音域が弱くなることを確認して導体構成を決定しています。
1本ご使用いただければ、最高音域から最低音域までしっかり再生され、さらに鮮明であることを感じていただけると思います。
さらに、システム内に本数が増えていくほど空間の透明感が増していくことを感じていただけると思います。
ケーブルと再生音の関係において、
澄んだ再生音による眼前で演奏しているような生々しい再生音や、大きな会場の遠くのほうで鳴っている繊細な拍手の距離感などの澄んだ透明感のある空間表現は、これまで再生する方法がなかったといってもいいかもしれません。
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