ごあいさつ

私は岩手県釜石市在住で自営業を営んでおります、越田原司(コシタゲンジ)と申します。


2013年暮れまではスタジオ用のスピーカーケーブルを使用していましたが、2014年に入り単線のスピーカーケーブル再生で再生音の解像度の高さと鮮明さに驚きました。

同時に、単線のレンジの狭さに悩まされました。

そして2014年の3月から最適な線径を探しはじめました。


線径0.4mmと0.5mmを比較して周波数帯域の違いを確認し、線径0.5mmと0.55mmの0.05mm差では「こんなの解るわけがない、もう聴覚じゃなくって霊感だよ~」と茶の間に行っては妻に嘆き。

それでも戻ってピアノ・ボーカル・ライブと音源を替えてを比較し「ボーカルの深みが違う!」と。


線径の太い方が低音域は出ますが細い方が解像度が高く高音寄りに聴こえました。


そこで線径0.2mm・0.3mm・0.4mmと0.1mm単位で線径1.0mmまで購入して聴いてみました。

すると線径0.2mmの再生周波数帯域のピークが最も高音域にあたり、線径が太くなるにつれ低音域に移行していき線径0.7mm位からスピーカーの低音域の再生限度を超えてダブついていきました。


やはりバランスの良い単線の線径は0.5mmあたりかとあきらめて聴いていましたが、線径0.3mmの鮮烈なシンバルの音が忘れられず、0.3mmを2本にすればいいのではないかとより線を作り始めました。

低音域が足りない!・・・と3本になり4本になり、1年ほどかけて10本になったころには「すごい音になってしまった!!私はとんでもなく音の良いケーブルを作ってしまった!!」と思いました。

しかし何か基準となるケーブルと比較してみないといけませんので、以前使用していたスタジオ用ケーブルと比較してみました。

そうしたら鮮明さは勝っていましたが特に解像度が高いわけでもなく低音域の強さもほとんど同じような音だったのです。


初めて単線を聴いた時の解像度感の高さは、低音域が減少したことによるいわゆるハイ上がりな音を解像度の高い音と感じただけだったようです。


初めは「1年かかって同じ音か~!」とがっかりしましたが、鮮明さは勝っていましたので「コレを越えればいいんだ!」と気持ちを切り替えました。

この1年で被覆として天然素材なども試しましたが、薄さの為か被覆はもっともクリアな再生音の熱収縮チューブに定着していました。


その後、少ない本数でレンジを広げるため多線径を混用したケーブルを作りました。

線径0.26mmを15本に0.6mmを加えたり、0.26mm10本に0.5mmと0.6mmを加えたりしましたが、中音域が抜けてしまうのです。

そしてついに!!、超高音域・高音域・中高音域・中音域・中低音域・低音域・超低音域を、それぞれの周波数帯域に対応した線径の単線導体により全体域を再生させる段階的線径構成にたどり着きました。


そこから1年をかけて段階的線径構成の構成幅と0.05mm以下の単位で線径の吟味をして完成しました。

単線の比較制作を始めてから実に3年が過ぎていました。


2017年3月よりヤフオクでの販売を始めましたが、すべてのケーブルで音が変わるわけですからトータルで提供しなければ意味がないと、それまでの経験をもとに電源ケーブル・RCAケーブル・シェルリード線の線径と再生周波数の関係を解明し、プラグなどの試聴をくり返し1年をかけて完成させ2018年よりRCAケーブルとシェルリード線の販売を開始しました。


RCAケーブルやシェルリード線は線径差0.02mmの単位での段階的線径で構成しました。


その間、スピーカーケーブルをはじめRCAケーブル・シェルリード線・電源ケーブルなど、調べられるだけのメーカー製のアナログケーブルの素線径と本数をエクセルに入力し、導体断面積をだして「断面積比較表」を作り再生音の傾向を研究しました。



自営業の傍らの手仕事でもあり、企業でもありませんので「オーディオ仲間の力作」ということで、「ゲンさんのケーブル」といたしました。


販売を開始してからも、スピーカーケーブル・RCAケーブルともに導体構成の微調整・プラグの変更などを経て、現在の完全完成形は5年間の研究の結晶です。


ご購入者様からのご連絡からやり取りをさせて頂いて、思いもしなかったオーディオ仲間との出会いも増えました。


私は所有していない85dbなどの音圧レベルの低いスピーカーや、逆に103dbと音圧レベルの高いスピーカーをご使用の方もいらっしゃったり、各種ハイエンドケーブルなどお貸し頂いたりと勉強させて頂いている毎日です。


エントリークラスからハイエンドまでシステムは皆さんそれぞれですが、皆様が目指す最上級の再生音になるよう、ケーブルに関わらず少しでもお役にたてればと思っております。


ご質問などございましたら、わかる範囲でしかお答えできませんが誠意をもってご対応させて頂きますので、お気軽にご質問頂ければ幸いです。


ヤフオクだけでの販売ですが、質問覧からお気軽に声をかけて頂ければ幸いです。





日曜・祝日は本業定休日のため迅速な発送ができません。

そのためヤフオクの出品は、基本的には月曜日~金曜日としております。